金利が消滅した時代の資産運用

お金をもっと増やしたい・・・(僕も含めて)そう思っている人はきっと多いはず。たまに、「お金に興味がない」という人に出会うことがあります。あなたの周りにもいませんか?その価値観を僕は否定しないんだけれど、本心でそう思っている?とは聞いてみたくなりますね。

というのは、かつての僕自身が似たような感じだったんですよね。「欲張るとロクな事がない」「お金が全てではない」みたいに、お金に関してずっとネガティブなイメージを抱いていました。清貧思想というか、お金を稼ぐ・儲ける=悪の権化のように感じていたんですよ。今は真逆ですけど 笑。

僕の話はさておき、今日は令和時代の資産運用についてお話したいと思います。

金利が消滅した時代

今の10代20代の若い人に、「昔は銀行の定期預金で5%以上の金利がついたんだよな~」と言ったら、「ウソでしょ?どこの国の話だよ」って突っ込まれるでしょうね。まぎれもなく日本の話なんですが、そう思えるほど超低金利の時代が長らく続いていて、その状態があたりまえのようになっています。

そのような低金利の状況では銀行の預貯金でお金を増やすことは不可能なので、資産形成には「投資」を選ぶ機運が高まっています。投資といっても、債権・株式・不動産・FX(外国為替取引)・金、最近では仮想通貨などさまざまな種類があります。

中でも「株式投資」は、証券会社に口座を開設し資金を入金すればあっという間に取引を始められるので、手軽に始めることができる投資手段のひとつです。

保険で貯蓄?

もしかしたら、保険で貯蓄してるよって方がいらっしゃるかもしれませんが、考え直した方が良いです。保険の運用先は、主に国債です。ご存じのとおり、国債の利回りだって低金利のままじゃないですか。それが米国債(つまりドル建の生命保険)になったところで、仕組みはいっしょです。『積立利率2.5%の最低保証』と聞くと何やらすごく良さそうな気もしますが、それは比較対象が銀行の預貯金の金利だからです。

そして、保険の場合、月々の保険料がそのまま積立に回るわけではありません。主として死亡保険金に回るわけなんで、純粋な貯蓄とは異なります。その証拠に、契約してから短期間で解約すると元本割れが起こるのです。良い悪いの問題ではなく、保険とはあくまで「保障を買う」ものだからです。

投資と投機の違い

(かつての僕もそうでしたが)投資=ギャンブルみたいなものと思われている方がいらっしゃいますが、そうではありません。「投資」というのは、投資対象の将来の成長性を期待してリターンを得ることを目的としています。その一方で「投機」は、企業の将来性よりも目先の利益を得ることを重視します。したがって、ギャンブル性があるのは「投機」の方なんです。

僕は資産形成の手段として「投資」は勧めますが、「投機」は勧めません。リスクが大きいというのもありますが、目先の利益を優先するということは短期的に売買を繰り返すということなんです。日中夜、常に株価の動きに注視しながら生活するなんて・・・僕にはできません。他にやることが山積みですからね。

だから、コツコツと長い時間ほったらかしにできる積立投資が良いんですよ。

まとめ

まずは今が金利が消滅した時代だということを認識しましょう。そのうえで、理想的な資産形成は数ある手段を「全部やる」のが唯一の正しい答えだと思います。だって、どれにも一長一短あるんだもの。
もちろん、お金が湧き水のように出てくれば良いのですが、現実はそうではありません。年齢や資産状況によって優先順位をつけて、あなたなりの資産形成の手段を選んでいってほしいです。


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